以下は、チュートリアルの内容を文字起こししたものです。
ヘルプ -> チュートリアル
ステップ5:スイッチと条件分岐前編
※注意※想定外の動作を行ってチュートリアルが進行してしまった場合、「ヘルプ」から「チュートリアル停止」を選択することで、またチュートリアルを最初からやり直すことができます。
ステップ4を完了したプロジェクトを持っていますか?
ステップ4のプロジェクトを読み込みます。
ステップ4のプロジェクトを選択。
プロジェクトはドキュメントのGamesフォルダにあります。
プロジェクトの読み込み完了。
それでは、チュートリアルを始めます。
このステップではスイッチを使ったイベントや
条件分岐について学びます。
”普通の町”をクリック。
横並びの3人を順番に作ります。
場所は中央の像の右側(25,33)あたりにします。
最初は「一度だけポーションをくれる人」のイベントを作成します。
(23,22)をダブルクリックしイベントを作成。
イベント名を「薬をくれる人」にします。
画像をダブルクリック。
Actor3をクリック。
下段の左から2番目の女性の下向きをクリック。
OKをクリックし、画像を確定。
実行内容を作成します。
一番上の空欄の行をダブルクリック。
まずは入手メッセージを作成します。
「文章の表示…」をクリック。
『ポーションをあげます。』
と入力します。
OKをクリックして文章を確定。
次はポーション入手処理です。
空欄をダブルクリック。
「アイテムの増減…」をクリック。
アイテムが「0001:ポーション」
操作が「増やす」
オペランドが「定数」「1」
になっているのを確認し、OKをクリック。
さて。これだけだと、話しかけるたび
ポーションが何度も貰えてしまいます。
そこで「ポーションを貰った」という情報をスイッチに入れます。
空欄の行をダブルクリック。
「スイッチの操作…」をクリック。
今回は1番のスイッチを使用します。
スイッチには分かりやすいように名前をつけることが出来ます。
クリックしてください。
リストの1番(0001)をクリック。
『ポーションもらう』
と名前に入力。
OKをクリックして名前を確定。
スイッチ「単独」「0001 ポーションもらう」、
操作がONになっているのを確認しOKをクリック。
このスイッチを利用して
「ポーションを渡した後の反応」を作ります。
「EVページ作成」をクリック。
2ページ目が出来ました。
1ページ目と同様に設定を行います。
画像は1ページ目と同じ人物にします。
ダブルクリック。
Actor3をクリック。
下段左から2番目の下向き画像をクリック。
OKをクリックして画像を確定。
次に「出現条件」を設定します。
スイッチをチェックしてください。
スイッチの番号が「0001 ポーションもらう」に
なっているのを確認。
ポーションをくれた後の実行内容を作成します。
一番上の空欄をダブルクリック。
「文章の表示…」をクリック。
『ポーション、大事に使ってくださいね。』
と入力。
OKをクリックして文章を確定。
これでこのイベントの設定は完了です。
ここで、イベントの出現条件やページについて詳解を行います。
イベントはページを複数作ることが出来、
その時の「条件」を満たしたページに適宜切り替わります。
条件が成り立つページが複数ある場合、
ページ数の大きい方が実行されます。
何も条件を指定しない場合、
そのページは常に「条件が成り立つ」とみなされます。
逆に2つ以上条件を指定した場合、
すべてが成り立つ時「条件が成り立つ」とみなされます。
ここで今回のケースを考えます。
・スイッチ1番がONの時、2ページめの「条件」が成り立ち、
2ページ目のイベントになります。
・そうでない時は、
「条件」を設定していない1ページ目になります。
以上です。
大事なことなので、もう一度説明しましょうか?
次に進みます。
OKをクリック。
次は「ポーションを貰ったか」で台詞が変わる人物を作成します。
(25,22)ダブルクリック。
イベントの名前は「薬判定人」にしてください。
画像をダブルクリック。
Actor3をクリック。
下段の右から2番目、フードを被った男性。
この下向きをクリック。
OKをクリックして画像を確定。
貰ったかどうかを判定するため、
今回は「条件分岐」を使います。
実行内容の一番上の行をダブルクリック。
「条件分岐…」をクリックしてください。
「スイッチ」にチェックが入り
「0001ポーションもらう」が「ON」であるのを確認。
「条件を満たさない時の分岐を作成」をチェック。
OKをクリックして確定。
持っている時とまだの時の台詞を入れます。
まずは持っている時です。
ダブルクリック。
「文章の表示…」をクリック。
『ポーションは大事に使えよ。』
と入力。貰った後の台詞です。
OKをクリックして文章を確定。
「それ以外のとき」の下の行をダブルクリック。
「文章の表示…」をクリック。
『冒険に行くならポーションは必須だぜ。』
と入力。貰う前の台詞です。
OKをクリックして文章を確定。
これでこのイベントの設定は完了です。
スイッチは「何かを行った」などの条件を記録し、
処理を分けるのに役立ちます。
なお、今回は「条件分岐」ではなく「薬くれる人」と同様
「イベントページを増やす」ことでも同様のことが可能です。
逆に「薬くれる人」も、「条件分岐」で作れます。
画像などの条件が変わる時は、必ずイベントページですが、
今回のような場合は自由に選べます。
OKをクリックし、イベント作成を確定。
次はポーションを失うイベントを作ります。
男性の2マス右(27,22)をダブルクリック。
名前に「薬ねだる子」と入力。
画像をダブルクリック。
People1をクリック。
上段一番左の子の下向きをクリック。
OKをクリックして画像を確定。
実行内容を記述します。
一番上の行をダブルクリック。
「文章の表示…」をクリック。
『ポーション、ちょうだい!』と入力。
この後、強引にポーションを取られる処理を入れます。
OKをクリックして確定。
次の行をダブルクリック。
「アイテムの増減…」をクリック。
アイテムが「0001ポーション」
オペランド処理が「定数」「1」
になっているのを確認。
操作の「減らす」をクリック。
ポーションを失う処理が出来ました。
仮に持っていない場合何も起きません。
OKをクリックしてイベントを確定。
これでイベント作成は完了です。
ここまでの内容をセーブしてください。
ポーションを貰った後、子供に話しかけると失いますが、
「薬くれる人」はもうくれません。
そこに注意しテストプレイを行ってください。
十分確認は取れましたか?
メニュー画面を開いてポーションがあるのを確認しましたか?
別の条件を試すために、もう一度テストプレイを行いますか?
お疲れ様でした。
次のステップ(後編)に続きます。
