RPGツクールMZ・MVは偶にですが、クラッシュします。
すると、制作中のプロジェクトが壊れてしまうこともあります。
壊れてしまった場合、復旧できる可能性があるので、下記の記事を参考にしてください。
triacontane.blogspot.com/2018/04/rpgmv.html
上記の記事に大半のことが書かれているような気もしますが、IT一般人の筆者が一作作り終わって振り返り、反省を込めた「今の自分だったら、こうする」をまとめました。
ゲーム制作 & RPGツクールMZ・MVの初心者向けの記事です。
GitHubとか使えるような技術者の方向けではないので、ご了承ください。
※基本的にWindows10向けです。
目次
クラウドサービス
OneDrive、Dropbox、GoogleDrive、MEGA等のクラウドサービスを使用しましょう。
筆者はMEGAを使用しています。
無料で50GBをくれます。
mega.nz/register
サービスはどれでも大差ないと思います。
既に使用しているサービスで容量不足になっていない方は、それを使うので良いと思います。
クラウドサービスの最大の利点は、自動で履歴(兼バックアップ)を取ってくれるところです。
ブラウザでサービスにログインすると、大抵のサービスはこのように過去の履歴ファイルが取り出せるようになっています。
バックアップ
バックアッププラグイン
バックアッププラグインを使用しましょう。
現在進行している作品名を仮に「最強RPGMV」とします。
保存場所が
関連資料:MEGA/最強RPGMV/資料
プロジェクトフォルダ:MEGA/最強RPGMV/最強RPGMVProject
としておきます。
プロジェクトフォルダの中に色々なものを入れると、デプロイする度にコピーされてしまい、毎回削除することになるので、お勧めしません。
これも含めてバックアッププラグインが自動的にコピーしてくれる場所を
バックアップ:MEGA/最強RPGMV/自動backup
としましょう。
設定例は下記になります。
バックアップパス: ../自動backup
セーブデータも含む: true
時間単位でフォルダ作成: false
「時間単位でフォルダ作成」をtrueにすると、テストプレイ毎に全回数分のデータがバックアップされます。
テストプレイの頻度にもよりますが、デフォルトのfalseで良いと思います。
Windows10の標準機能「ファイル履歴」
外付けHDD等の記憶媒体が必要になります。
しかし、クラウドサービスから履歴を取り戻すよりは、かなり楽なので、できれば設定しておきましょう。
下記の記事を参考にしてください。
MEGA全体を対象にすると良いと思います。
kiritsume.com/how-to-backup-your-files-automatically-and-recover-files-from-backup/
定期バックアップしてくれるソフト
これは単純に定期的に指定箇所のコピーを作ってくれるソフトです。
BunBackup
forest.watch.impress.co.jp/library/software/bunbackup/
外付けHDD等の記憶媒体にバックアップする方が安全でしょう。
※内蔵HDDの別のフォルダでも無効果ではありませんが、記憶媒体のクラッシュを考慮すると別媒体のほうが安全です。
使用方法はここでは割愛します。
バージョン管理
Git? GitHub?
知らない子ですね…(挫折した人間のセリフです)
無理しないで、公開したプロジェクトに日付を付けてzipしましょう。
現場はそんなもんです。
www.secret-base.org/entry/2017/08/23/073000
念の為、Windows標準機能でzipを作る方法を整理します。
プロジェクトフォルダを右クリック > 送る > 圧縮(zip形式)フォルダー
これで出来たzipの名前を変更してバージョンを確定しましょう。
例えば、最強RPGMVProjectフォルダを
2020-01-21-最強RPGMVProject.zip
として保存日の日付で統一してしまいます。
(Google日本語入力では「きょう」を変換すると2020-01-24のように出てきます)
同じ日に複数回バージョンを分ける場合は、
2020-01-21-ProjectMV-02.zip
等で良いと思います。
バージョンを切るタイミングが分からない人は多いと思います。
(自分も改めて考えをまとめるまで分かりませんでした。)
素人の経験からですが、下記のタイミングが妥当だと考えます。
コアスクリプトを変える前
コアスクリプトに手を入れる人もいるでしょう。
また、制作中にバージョンアップがあるかもしれません。
コアスクリプトを変える前に、そこまでのバージョンとして保存します。
※コアスクリプトに直接手を入れずにプラグイン化することをお勧めします。
プラグインを追加(バージョンアップ)する前
プラグインを無作為に追加していくと、いつの間にか競合していたりすることがあります。
この時に原因を突き止めやすくするために、追加する前にバージョンを分けましょう。
プラグインの中にはセーブデータに値を保存するものがあります。
プラグインのバージョンが上がると、セーブデータと整合性が取れずにエラーになるケースがあります。
また、バージョンアップしたはずが、違うバグが出来てしまったり、新しい競合が発生するケースもあります。
古いバージョンを上書きしてしまっていたら、再入手は困難でしょう。
(この場合こそ、クラウドから過去のファイルを戻す機能を使うことになるでしょう。)
デプロイメント前(作品公開、バージョンアップ時)
デプロイメント時に誤って、デプロイメント先をプロジェクトと同じフォルダにしてしまうケースがあります。
これを復旧するのは、かなりの手間です。
これを避けるため、また、公開した作品の状態を管理するために、ここでバージョンを確定しましょう。
総括
公開後にバグが発覚したり、機能を追加したりする時も上記のルールを決めてしまい、それを守っていれば、問題が起こっても、どの時点で起こったのか追跡しやすいです。
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