立ち絵を使った会話でプラグインを使用する利点に「動作(シェイク等)を簡易に使用できる」があります。
どうしてもプラグインで届かない場合、ピクチャの機能を駆使して表現する必要があります。
今回は、標準のイベントコマンドと、RPGツクールMZで一部追加された機能「イージング」を追加できるプラグインを使用して、テンプレート的な動作を作ります。
基本的な3人以上の会話の立ち絵の表示切り替えについては下記記事を参照ください。
RPGツクールMZ・MVで複数人の立ち絵で会話する場面の作り方(イベントコマンド)
目次
サンプルプロジェクト(RPGツクールMV用)
デフォルトのイベントコマンドで立ち絵動作を作成
ここは、基本的にRPGツクールMV・MZとも共通と考えて問題ありません。
ざっと下記のような感じになります。
MZではピクチャの移動にイージングがいくつか追加されているので、それを利用すると良いと思います。
基本的に、ピクチャの原点を中心にしておくと、回転や反転が楽になります。
◆文章:なし, ウィンドウ, 下 :文章:デフォルト機能のみで実現しています。 ◆選択肢の表示:フェードイン/フェードアウト, スライドイン/スライドアウト, うなずき, ジャンプ, シェイク, 反転/回転 (ウィンドウ, 右, #1, #2) :フェードイン/フェードアウトのとき ◆文章:なし, ウィンドウ, 下 :文章:フェードイン ◆ピクチャの表示:#1, Mvactor1_1, 中央 (672,432), (100%,100%), 0, 通常 ◆ピクチャの移動:#1, 中央 (672,432), (100%,100%), 255, 通常, 60フレーム (ウェイト) ◆文章:なし, ウィンドウ, 下 :文章:フェードアウト ◆ピクチャの移動:#1, 中央 (672,432), (100%,100%), 0, 通常, 60フレーム (ウェイト) ◆ :スライドイン/スライドアウトのとき ◆文章:なし, ウィンドウ, 下 :文章:スライドイン ◆ピクチャの表示:#1, Mvactor1_1, 中央 (1122,432), (100%,100%), 255, 通常 ◆ピクチャの移動:#1, 中央 (672,432), (100%,100%), 255, 通常, 60フレーム (ウェイト) ◆文章:なし, ウィンドウ, 下 :文章:スライドアウト ◆ピクチャの移動:#1, 中央 (1122,432), (100%,100%), 255, 通常, 60フレーム (ウェイト) ◆ :うなずきのとき ◆文章:なし, ウィンドウ, 下 :文章:うなずき ◆ピクチャの表示:#1, Mvactor1_1, 中央 (672,432), (100%,100%), 0, 通常 ◆ピクチャの移動:#1, 中央 (672,477), (100%,100%), 255, 通常, 15フレーム (ウェイト) ◆ピクチャの移動:#1, 中央 (672,432), (100%,100%), 255, 通常, 15フレーム (ウェイト) ◆ :ジャンプのとき ◆文章:なし, ウィンドウ, 下 :文章:ジャンプ ◆ピクチャの表示:#1, Mvactor1_1, 中央 (672,432), (100%,100%), 0, 通常 ◆ピクチャの移動:#1, 中央 (672,387), (100%,100%), 255, 通常, 15フレーム (ウェイト) ◆ピクチャの移動:#1, 中央 (672,432), (100%,100%), 255, 通常, 15フレーム (ウェイト) ◆ :シェイクのとき ◆文章:なし, ウィンドウ, 下 :文章:シェイク ◆ピクチャの表示:#1, Mvactor1_1, 中央 (672,432), (100%,100%), 0, 通常 ◆ピクチャの移動:#1, 中央 (627,432), (100%,100%), 255, 通常, 15フレーム (ウェイト) ◆ピクチャの移動:#1, 中央 (717,432), (100%,100%), 255, 通常, 15フレーム (ウェイト) ◆ピクチャの移動:#1, 中央 (672,432), (100%,100%), 255, 通常, 15フレーム (ウェイト) ◆ :反転/回転のとき ◆文章:なし, ウィンドウ, 下 :文章:反転 ◆ピクチャの表示:#1, Mvactor1_1, 中央 (672,432), (100%,100%), 0, 通常 ◆ピクチャの移動:#1, 中央 (672,432), (-100%,100%), 255, 通常, 1フレーム ◆文章:なし, ウィンドウ, 下 :文章:回転 ◆ピクチャの移動:#1, 中央 (672,432), (100%,100%), 255, 通常, 60フレーム (ウェイト) ◆ :分岐終了
イージングとは
イージングとはアニメーションの進み具合を滑らかに制御することで、動きをよりリアルに見せる手法のことです。
詳しい動作は下記のページを参照ください。
使用プラグイン(MV用)
ピクチャーの移動パターンを増やす(くらむぼん様作) - EasingPicture.js
plugin.fungamemake.com/archives/14010
今回は上記を使用しましたが、下記は色調も変化させられるようです。
EasingPicture.js のほうが導入が楽なので、今回の採用としました。
SAN イージングピクチャ(サンシロ様作) - SAN_EasingPicture.js
plugin.fungamemake.com/archives/1610
プラグインコマンドを組み込んで立ち絵動作を作成
◆文章:なし, ウィンドウ, 下 :文章:プラグインでイージングを加えています。 ◆選択肢の表示:ステップ, スライドイン/スライドアウト, うなずき, ジャンプ, シェイク, 反転/回転 (ウィンドウ, 右, #1, #2) :ステップのとき ◆文章:なし, ウィンドウ, 下 :文章:ステップ ◆ピクチャの表示:#1, Mvactor1_1, 中央 (672,432), (100%,100%), 0, 通常 ◆プラグインコマンド:easing easeInOutBounce y ◆ピクチャの移動:#1, 中央 (225,400), (100%,100%), 255, 通常, 60フレーム (ウェイト) ◆プラグインコマンド:easing easeInOutElastic y ◆ピクチャの移動:#1, 中央 (672,432), (100%,100%), 255, 通常, 60フレーム (ウェイト) ◆ :スライドイン/スライドアウトのとき ◆文章:なし, ウィンドウ, 下 :文章:スライドイン ◆ピクチャの表示:#1, Mvactor1_1, 中央 (1122,432), (100%,100%), 255, 通常 ◆プラグインコマンド:easing easeOutBack ◆ピクチャの移動:#1, 中央 (672,432), (100%,100%), 255, 通常, 60フレーム (ウェイト) ◆文章:なし, ウィンドウ, 下 :文章:スライドアウト ◆プラグインコマンド:easing easeInOutBack ◆ピクチャの移動:#1, 中央 (1122,432), (100%,100%), 255, 通常, 60フレーム (ウェイト) ◆ :うなずきのとき ◆文章:なし, ウィンドウ, 下 :文章:うなずき ◆ピクチャの表示:#1, Mvactor1_1, 中央 (672,432), (100%,100%), 0, 通常 ◆プラグインコマンド:easing easeOutQuad ◆ピクチャの移動:#1, 中央 (672,477), (100%,100%), 255, 通常, 15フレーム (ウェイト) ◆プラグインコマンド:easing easeInQuad ◆ピクチャの移動:#1, 中央 (672,432), (100%,100%), 255, 通常, 15フレーム (ウェイト) ◆ :ジャンプのとき ◆文章:なし, ウィンドウ, 下 :文章:ジャンプ ◆ピクチャの表示:#1, Mvactor1_1, 中央 (672,432), (100%,100%), 0, 通常 ◆プラグインコマンド:easing easeInQuad ◆ピクチャの移動:#1, 中央 (672,387), (100%,100%), 255, 通常, 15フレーム (ウェイト) ◆プラグインコマンド:easing easeOutQuad ◆ピクチャの移動:#1, 中央 (672,432), (100%,100%), 255, 通常, 15フレーム (ウェイト) ◆ :シェイクのとき ◆文章:なし, ウィンドウ, 下 :文章:シェイク ◆ピクチャの表示:#1, Mvactor1_1, 中央 (672,432), (100%,100%), 0, 通常 ◆プラグインコマンド:easing easeOutBounce ◆ピクチャの移動:#1, 中央 (627,432), (100%,100%), 255, 通常, 15フレーム (ウェイト) ◆ピクチャの移動:#1, 中央 (672,432), (100%,100%), 255, 通常, 15フレーム (ウェイト) ◆ :反転/回転のとき ◆文章:なし, ウィンドウ, 下 :文章:反転 ◆ピクチャの表示:#1, Mvactor1_1, 中央 (672,432), (100%,100%), 0, 通常 ◆ピクチャの移動:#1, 中央 (672,432), (-100%,100%), 255, 通常, 1フレーム ◆文章:なし, ウィンドウ, 下 :文章:回転 ◆プラグインコマンド:easing easeInOutElastic ◆ピクチャの移動:#1, 中央 (672,432), (100%,100%), 255, 通常, 60フレーム (ウェイト) ◆ :分岐終了
イージングを入れると、自然な雰囲気の動作が比較的簡単に表現できるのが分かると思います。
立ち絵用プラグインの多くには、このような動作セットを簡易に使用できるようにしてあるものが多いです。
しかし、立ち絵というワードにこだわらずにピクチャに何か出来るプラグインとして探してみると、このように違った応用範囲の多いプラグインも多数あります。