ツクールを始めたばかりの方の中には、立ち絵を表示しながら会話をするにはプラグインが必須だと勘違いしている方もいるようです。
ここでは、プラグインを使用せずに通常のイベントコマンドのみで立ち絵の表示を切り替えながら会話するシーンのサンプルを作ります。
オマケでオリジナルのウィンドウを表示しました。
絵心はないので、ウィンドウ画像が雑な点はご容赦ください。
この記事の画面やサンプルプロジェクトはRPGツクールMZのものですが、RPGツクールMVでも全く同じ内容になります。
この記事はイベントコマンドで立ち絵を使った会話(主に3人以上)を作成する方法の情報整理です。
プラグインで効率化した2人の会話については、下記の記事を参考にしてください。
サンプルプロジェクト
ピクチャの表示位置について
下記の記事を参照ください。
ピクチャの表示優先順の仕様確認
ピクチャはピクチャ番号が低いほど下に表示されます。
コマンドの実行順には関係ないので、ご注意ください。
イベントの組み方
下記の通り組めば、それっぽくなります。
「ピクチャの色調変更」だけでなく、「ピクチャの移動」を使って「拡大率」を変更すると、発言者を大きく(もしくは発言していない人を小さく)することもできます。
ここでは、全て1イベント内に入れてしまいましたが、組み合わせ毎にコモンイベントに入れてしまうと、長い会話を作成するのは楽になるでしょう。
◆注釈:全員通常表示 ◆ピクチャの表示:#1, Actor1_1, 中央 (432,624), (100%,100%), 255, 通常 ◆ピクチャの表示:#2, Actor1_2, 中央 (144,624), (-100%,100%), 255, 通常 ◆ピクチャの表示:#3, Actor1_3, 中央 (672,624), (100%,100%), 255, 通常 ◆ピクチャの表示:#4, window, 左上 (0,433), (100%,100%), 255, 通常 ◆注釈:リード発言 ◆ピクチャの色調変更:#1, (0,0,0,0), 1フレーム ◆ピクチャの色調変更:#2, (-68,-68,-68,0), 1フレーム ◆ピクチャの色調変更:#3, (-68,-68,-68,0), 1フレーム ◆文章:なし, なし, 透明, 下 :文章:リード ◆注釈:プリシア発言 ◆ピクチャの色調変更:#1, (-68,-68,-68,0), 1フレーム ◆ピクチャの色調変更:#2, (0,0,0,0), 1フレーム ◆ピクチャの色調変更:#3, (-68,-68,-68,0), 1フレーム ◆文章:なし, なし, 透明, 下 :文章:プリシア ◆注釈:ゲイル発言 ◆ピクチャの色調変更:#1, (-68,-68,-68,0), 1フレーム ◆ピクチャの色調変更:#2, (-68,-68,-68,0), 1フレーム ◆ピクチャの色調変更:#3, (0,0,0,0), 1フレーム ◆文章:なし, なし, 透明, 下 :文章:ゲイル ◆注釈:会話終了 ◆ピクチャの消去:#4 ◆ピクチャの消去:#1 ◆ピクチャの消去:#2 ◆ピクチャの消去:#3
プラグインの利点
会話系のプラグインの利点は以下のような機能があるものが多いです。
- 表示組み合わせについて、コモンイベントより簡易に済ませられる。
- イベントコマンドにないピクチャの動作(シェイク等)を使用できる。
(ピクチャの移動や拡大率を駆使すれば出来る表現も色々ありますが、かなりの手間がかかります)
プラグイン利用とイベントコマンドとの違いを理解して、自分が求めているものは何かを理解できれば、よりイメージ通りの場面を作ることができるでしょう。
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