ゲームアツマールをはじめとして、ゲームを公開してから修正等のアップデートを繰り返すことがあります。
プレイヤーのセーブデータがどのバージョンの状態か確認し、動作分岐させるシンプルな方法をまとめます。
目次
変数
ツクールの標準機能の変数を使用します。
変数の名前は「バージョン管理」等分かりやすいものをつけておきます。
ここでは、バージョン管理変数と呼ぶことにします。
使用プラグイン
プラグインが無くても、ニューゲーム時やコンティニュー時にいるマップで自動実行イベントでチェックすることも出来ます。
しかし、マップが複数になると管理が煩雑になるので、使用したほうがミスが減ります。
割り込みコモンイベント(トリアコンタン様作) - CommonInterceptor.js RPGツクールMZ
plugin-mz.fungamemake.com/archives/690
指定した時(・ニューゲーム時・ロード完了時・メニュー終了時)にコモンイベントを呼び出します。
割り込みコモンイベント(トリアコンタン様作) - CommonInterceptor.js RPGツクールMV
plugin.fungamemake.com/archives/1215
指定した時(・ニューゲーム時・ロード完了時・メニュー終了時)にコモンイベントを呼び出します。
具体的な設定方法
コモンイベントの設定
ニューゲーム用
◆変数の操作:#0001 バージョン管理 = 21103000
アップロードした日付+00等の数字を入れましょう。
カッコつけてバージョンの数字を管理しようと、ミスのもとです。
(経験則に基づきます…)
素人は素人らしくやりましょう。
例:2021/10/30の最初のバージョン
21103000
最後の2桁は保険です。
これをつけるために最初の2桁は削ります。
これはツクールのツールで扱える変数の上限が
99999999
であり、これ以上の桁を扱えないためです。
大抵の人間は、アップロードしてから変更のバグに気づきます…
同じ日に複数回変更する可能性を考慮しています。
コンティニュー
最初は中身は要りません。
しかし、場所を確保しておく必要があります。
ニューゲーム用のコモンイベントの隣にしておくのが無難です。
割り込みコモンイベントの設定
ニューゲームコモン・ロードコモンのプラグインパラメーターを上記で作成したコモンイベントを指定します。
今後、このプラグインの設定を変更することはありません。
※ロードコモンはコンティニュー用のコモンイベントを指定します。
バージョンアップ時の例
なにか不具合の修正をして、再アップロードすると仮定します。
修正には色々な種類があると思います。
場合によっては、修正時の処理を別コモンイベント内に入れて、順次管理していきます。
今回はシンプルにするために、ここのコモンイベントは作成しません。
マップ内でのイベントを修正したと仮定します。
新しいバージョン番号を
21103001
としました。
コンティニュー用コモンイベントの設定
プレイヤーに周知します。
場合によっては、この中で修正イベントを入れて実行します。
◆条件分岐:バージョン管理 < 21103001
◆注釈:2021/10/30-01 マップ修正
◆文章:なし, なし, 暗くする, 中
: :~の不具合を修正いたしました。
◆変数の操作:#0001 バージョン管理 = 21103001
◆
:分岐終了
ニューゲーム用コモンイベントの設定
変数を修正後の値に変更します。
◆変数の操作:#0001 バージョン管理 = 21103001
これで、ニューゲームをした人にはメッセージが表示されず、古いバージョンのセーブデータの時には再開時にメッセージが表示されます。
バージョンが上がっていく度に、コンティニュー用コモンイベントの条件分岐を下に足していくだけで、更新経緯が順番に表示されるようになります。
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