この記事は「金のなる木」(火筒さしゃ氏作)のキャラメイクを参考に作成したサンプルです。
game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm4666
この記事はRPGツクールMZ・MVの両用です。
より一般ゲームのキャラメイクらしい、RPGツクールMV向けキャラクターメイキングの作り方もあります。
目次
サンプルプロジェクト
github.com/munokura/Character-Making-MZ-Sample
github.com/munokura/Character-Making-MV-Sample-1map
キャラメイクの概要
アクター画像を一覧から選択し、決定するプラグインはまだMZ用では見当たりません。
今回のサンプル内容はMVでも再現可能(こちらの方が簡易)ですので、参考になるかも知れません。
- 職業設定を必要なものに空のものを1つ追加する
- 職業も含めた空のアクターを開始時のアクターにする
- 開始時のパーティは1名
- 名前、姿、職業を決定
マップの準備
下記2つが必要です。
- メイキング画面になるマップ
- キャラメイク完了後に移動するスタート地点となるマップ
使用プラグイン(MZ用)
このプロジェクトの作り方では、プラグインを使用していますが、使用しないで実現することが可能な内容です。
プレイヤー・製作者の視点で見ると、「このくらいの親切さはあったほう良いよね」というのを追加するためにプラグインを使用しています。
選択肢の拡張(アイテム選択の処理を代用)
通常のイベントコマンドの選択肢では、最大6個です。
これを通常イベントコマンドで超えるためには、「アイテム選択の処理」を使用する必要があります。
tkool.jp/mv/guide/006_005d.html
MVでのキャラメイクではこちらを使用しました。
選択肢用のアイテムを用意するのが大変なのと、筆者が多少プラグインを作れるようになり、選択肢の拡張でほぼ同じ事が可能になったので、今回はこちらを使用します。
▼MPP 選択肢拡張(木星ペンギン様作) - MPP_ChoiceEX.js
plugin-mz.fungamemake.com/archives/2386
選択肢の機能を拡張します。
▼MNKR 選択肢の列数指定MZ - MNKR_ChoiceColsMZ.js
fungamemake.com/archives/12943
選択肢の列数を変更する機能を追加します。
これを組み合わせる事で、6個以上の選択肢を一覧に表示することが可能です。
今回 MPP_ChoiceEX.js を使用しましたが、ヘルプ表示にメッセージウィンドウを使用するため、好み(や状況)によってはヘルプウィンドウを使用したい人もいると思います。
この場合、下記で代用すると解決できます。
▼DarkPlasma 選択肢拡張(DarkPlasma様作) - DarkPlasma_ChoiceExtension.js
plugin-mz.fungamemake.com/archives/803
選択肢を拡張する
▼DarkPlasma 選択肢ヘルプ表示(DarkPlasma様作) - DarkPlasma_ChoiceHelp.js
plugin-mz.fungamemake.com/archives/804
選択肢にヘルプを表示する
名前入力
イベントコマンドの「名前入力の処理」で可能です。
しかし、PCやスマートフォンでプレイするとしたら、キーボードを使用したくなる人が多いと思います。
このため、下記を使用しました。
(アツマールでの動作確認済)
▼111 文字入力フォーム(111, くらむぼん様作) - 111_InputForm.js
plugin-mz.fungamemake.com/archives/754
文字入力フォームを表示して、文字を入力させます。 イベントコマンドの「名前入力の処理」とは違い、キーボードやフリック入力を使用できます。
また、漢字を含む自由な文字が入力できます。
「金のなる木」では、名前を考えなくても良いように(だけでも無さそうですが)ランダムに名前を決定する処理がされています。
こちらのアイディアを実現したく、プラグインを作成しました。
▼MNKR アクター名ランダム変更 - MNKR_RandomActorNameMZ.js
fungamemake.com/archives/13497
気に入った名前かが直ぐに確認できて、連続でランダム生成するために下記を使用しています。
▼汎用ポップアップコアMZ - MNKR_CommonPopupCoreMZ.js
fungamemake.com/archives/12087
イベントのラベル
魔法陣が並んでいると、どれが何か分かりにくいです。
文字を画像にして、ピクチャ表示なりで代用できるケースも多いですが、簡単に使えて応用範囲が広いので、下記を使用しました。
▼イベントラベル(トリアコンタン様作) - EventLabel.js
plugin-mz.fungamemake.com/archives/964
イベントの上部にラベルを表示します。ラベルはメモ欄もしくはイベント名から設定されるほか、プラグインコマンドからも指定可能です。
アクターの画像変更(邪道プラグイン)
イベントコマンド「アクターの画像変更」の指定アクターの指定は固定でしか行なえません。
この挙動を上書きし、変数の値をアクターIDのとして動作させるプラグインです。
▼MNKR 変数指定アクターの画像変更プラグイン
fungamemake.com/archives/15210
何が邪道かというと、正道は各ファイルとインデックスを指定するプラグインコマンドで実装すべきと考えます。
しかし、GUIがイベントコマンドのほうが直感的なため、こちらのほうが使い勝手が良いと考え作りました。
(イベントコマンドで変数が使えれば、こんなものは必要ないのですが…)
一応、ゲーム中にOFFにもできるようにしてあります。

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