今回はYana氏作成の「カットイン」プラグインの使用方法を整理します。
目次
注意事項
ヘルプには書かれていませんが、「カットイン」プラグイン単体では動作しません。
同氏作「汎用ポップアップベース」プラグインを入れてください。
これも書かれていませんが、このプラグインのカットインは戦闘中にしか動作しません。
そして、このプラグインの呼ぶカットインとは、前提となる 「汎用ポップアップベース」 の動作を戦闘中にピクチャで行うという機能を指しているようです。
プラグインのダウンロード
これらのプラグイン(に限らずYana氏のプラグインの多く)の最新版は大本の
素材集 - ネ実ツクスレ @Wiki - アットウィキ
ではなく、アップローダーのあちこちに点在しています。
告知は古いTweetで行われていました。
MITライセンスだったので、最新版を探してツクプラにアップし直したり、リンクしてあります。
- カットイン(やな様作)ver1.02
- 汎用ポップアップベース(やな様作)ver1.06
プラグインの配置
プラグイン管理では下記の順になるように並べてください。
- CommonPopupCore
- CutIn

カットイン用の画像
次にカットインに使用したい画像を下記に配置してください。
プロジェクト/img/pictures/
今回はサンプルゲーム「ニナと鍵守の勇者」のピクチャを使用します。
※ 「ニナと鍵守の勇者」 のプロジェクトをコピーして、テストしようとするとコアスクリプトが古くて、このプラグインが動作しません。
新規プロジェクトを作成し、サンプルゲームから必要なデータをコピーしてお試しください。
メモタグの設定
最もシンプルな設定例を挙げます。
今回は実験しやすく、スキル「戦う」に設定します。
※これはテストを簡易に行うためであり、「戦う」ではないスキルで、カットインさせたいスキルに限定しタグを入れるのが通常の使い方ですので、誤解しないようにご注意ください。
スキル「戦う」 のメモ欄に下記のタグを入れてください。
<CutIn:Attack>
各アクターのメモ欄に
- <Attack :Package1_1>
- <Attack :Package1_2>
- <Attack :Package1_3>
- <Attack :Package1_7>
と入れます。
このような動作になります。
タグの情報の整理
スキル・アイテムのメモタグ
<カットイン:xxx>
または、
<CutIn:xxx>
のxxxはカットインに使用する画像と紐付けるためのインデックスです。
今回のように技名でも良いです。
日本語でも動作します。
各アクター(敵キャラ)のメモタグ
ヘルプでは「行動者」と書かれています。
戦闘に参加しているアクターと敵キャラをまとめて、バトラーや行動者と指されるケースが多いです。
恐らくアクターに設定する人が多数でしょうが、ボス敵キャラにも設定できるということです。
1アクターにいくつものタグを入れることが出来ます。
複数のアイテムやスキルに異なるインデックスのタグを追加することで、動作を変化させることが出来ます。
アクター・敵キャラのメモタグ
行動者のメモに<xxx:yyy> と記述されたyyyの画像をカットインとして表示します。
とヘルプに書かれています。
上記のスキル・アイテムで指定されたxxx(カットインのインデックス)とカットイン動作のインデックスyyyとを紐付けるタグです。
ここでのyyyは表示ピクチャのファイル名(大文字小文字を区別し、拡張子は無し)になります。
詳細設定
このプラグインは、カットインというよりも、「戦闘中のピクチャのポップアップ動作」とイメージしたほうが伝わりやすいかと思います。
デフォルト動作は下記の動作になっています。
- 画面の右端から左端へ移動する。
- 再び右端へ戻る。
これを下記のように変更します。
- 画面の右端からピクチャ全体が表示される分だけ右側へ移動する。
- 右端に戻りながらフェードアウトする。
プラグインパラメーターの設定
今回使用しているピクチャの幅は500pxです。
それに併せて、CutInプラグインのActorMoveXパラメーターの数字を-500に変更します。
タグの変更
次にスキルのタグを下記のように変更します。
<CutIn:Attack extend:[60,15]>
このように追加パラメータは半角スペースで区切り、ヘルプに書かれているものを複数入れることが出来ます。
設定後の動作

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