作品全体に対して、顔画像を表示しないシステムを希望する人もいるようです。
今回はデフォルトのメニューに出てくるステータス画面で顔画像を表示しないようにカスタマイズする方法をご紹介します。
FTKRシリーズのステータス表示関連は設定方法がほぼ同じなので、下記の記事を読んだ方には、ほとんど同じ内容になると思います。
戦闘ステータスウィンドウに顔表示:FTKR_CSS_BattleStatusの使い方
下記2つのプラグインを使用します。
- raw.githubusercontent.com/futokoro/RPGMaker/master/FTKR_CustomSimpleActorStatus.js
- raw.githubusercontent.com/futokoro/RPGMaker/master/FTKR_CSS_DetailedStatus.js
今回の目標とする画面は下記です。
目次
プラグインを入れ、プラグイン管理で並べる
- FTKR_CustomSimpleActorStatus
- FTKR_CSS_DetailedStatus
複数のFTKRシリーズを入れる場合、下記のページで並んでいる順が良いでしょう。
入れただけでどう変化するのか確認しましょう
-
デフォルト -
プラグインのデフォルト
いくつかの違いが見られます。
- 2つ名が縮まって見えます。
- レベルの代わりに名前が表示されています。
- HP、MPの最大値が表示されていません。
- 能力値の項目名と数値の間が縮まります。
- 装備のアイコンと名前の相対位置が変わります。
FTKR CSS Detailed Statusの設定
FTKR_CustomSimpleActorStatusの設定は変更しません。
今回は設定する項目を理解していただくことを重視(目的一直線に書くとすぐに終わってしまう)し、あえて、途中経過を表示しつつ、顔画像は最後に消すことにします。
statusList 編集
レベル、ステートの位置を変更
座標や式の情報を整理しておきます。
x,y座標は中学校の数学で習うx,y座標とは少し異なります。
コンピューター系一般では、画面の左上が0,0となり、右に行くとxが増え、下に行くとyが増えます。
ですので、これは指定項目の左上位置が指定の枠の中でどの場所に置かれるのかを指定する値になります。
widthはこのプラグインの中で使うことが出来る関数です。
自動的に処理中の枠の最大幅を取得します。
同様にheight(縦幅)も使用できます。
今回は顔画像を表示しない場所に、レベルとステートを表示します。
顔画像の左上の座標が0,0を指しています。
これに合わせて、ステートのx座標をデフォルトの162から0に変更します。
{"text":"state","value":"","x":"0","y":"108","width":"150"}
1行目にある「名前」表示(リスト内ではnameとある項目)をレベルに変更し、x座標をデフォルトの204から0に変更します。
{"text":"level","value":"","x":"0","y":"72","width":"150"}
-
変更前 -
変更後
ここまでで、どのように反映しているのか確認しましょう。
HP、MPのゲージを広げる
HP、MPのゲージをそのまま左に移動するのではなく、横に伸ばしてみましょう。
デフォルトのx座標は204です。
これを0にします。
幅(width)は204足して、150から354にします。
{"text":"hp","value":"","x":"0","y":"144","width":"354"}
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変更前 -
変更後
{"text":"mp","value":"","x":"0","y":"180","width":"354"}
ここまでで、どのように反映しているのか確認しましょう。
いつの間にか最大値が表示されています。
どうやら、このプラグインでは、表示幅によってHP等の最大値を表示するかが変化するようです。(コード未調査)
不要な要素(顔画像、職業、2つ名)を削除
現状でstatusListは下記のようになっているはずです。
ここから不要部分を削除します。
class,nickname,face がある行を選択し、削除します。
完成です。

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