この記事ではRPGツクールMVで YEP Quest Journal を使用したクエストの最小限の作り方をまとめます。
RPGツクールMVでクエスト自体はプラグインを使用しなくても作成できます。
クエスト発注時に特定のスイッチをONにする等で管理することが出来ます。
大きな問題になるのは、クエスト状況管理をプレイヤーに表示する機能を用意することです。
各クエストプラグインの主眼は、この労力を減らし、製作者・プレーヤー共に楽にするためと考えると理解しやすいかと思います。
他のプラグインの例としては下記があります。
クエスト関連プラグインの中でもYEP Quest Journal はRPGツクールMVのGUIのみでクエストを作成できるため、こちらでまとめることにしました。
目次
プラグインを入れる
YEP Quest Journalを入れる
YEP Quest Journal は下記でダウンロードできます。
www.yanfly.moe/wiki/Quest_Journal_System_(YEP)
まず、これを入れた状態の画面を確認しましょう。
YEP Quest Journal を日本語化
日本語化パッチを貼ってください。
パッチを下記からダウンロードし、記事のとおりに貼り付けてください。
日本語化YEP Quest Journal を入れ直す
上記で日本語化パッチを貼った後に、プラグイン管理から一度YEP Quest Journalを外します。
再度、プラグイン管理に入れることで、デフォルト値が日本語化されます。
Dark Plasma Word Wrap For Japanese を入れる
Dark Plasma Word Wrap For Japanese は下記でダウンロードできます。
raw.githubusercontent.com/elleonard/RPGtkoolMV-Plugins/master/plugins/DarkPlasma_WordWrapForJapanese.js
プラグイン管理では YEP Quest Journal の下に Dark Plasma Word Wrap For Japanese が来るように配置してください。
クエストを作成する
今回はテストなので、デフォルト値のクエストを作成して進めます。
プラグインパラメータ:クエストリスト>クエスト1 をダブルクリックします。
OKを押します。
クエストを発注する
下記のようなイベントを作成します。
イベントページ1にあるプラグインコマンド Quest Add 1 がクエスト1の依頼を受ける処理になります。
条件を満たす
今回の依頼はポーションを買って届けることなので、商人を用意しました。
クエストを完了する
上記で作成したイベントページ2のプラグインコマンド Quest Set Completed 1 でクエストの状態を完了に変更します。
プレイ画面で確認
まだ、クエストを受けていない状態です。
この画面が出ない場合、日本語化パッチの使用方法が間違っている可能性が高いです。
クエストを受ける
進行中のクエストが1つ増えました。
内容はデフォルト値です。
クエストを完了する
ポーションを購入して届けると、進行中クエストが完了クエストに変わります。
クエストの編集
一例として、説明を編集します。
目的リストの中にある1番をダブルクリックします。
例文
c[4]最優先事項c[0] 世界を覆う闇を払えるという光の玉を手に入れるべき。5つでいい。
これには三種の神器を揃える必要があるというのは近所でももっぱらの噂。
データ表示形式の変更
データウィンドウ>クエスト表示形式 をダブルクリックします。
ここで、表示内容や順番などを設定できます。
例えば、「難易度」項目を使用するつもりがなければ、「<br>c[4]難易度:c[0] %2」の行を削除することで、クエスト画面に表示されなくなります。
まとめ
YEP Quest Journal 自体はクエスト内容を管理しません。
機能は下記のみです。
- 製作者がクエストをリスト化できる。
- プレイヤーがクエストを確認しやすくする。
表示されるクエスト内容はプラグインパラメータ内で設定しますが、それ以外の処理は全て製作者がイベントを作成する必要があります。
主に使用するプラグインコマンドは下記になります。
それぞれ x をクエストリストのID(整数)に置き換えて使用します。
- Quest Add x - クエストを進行中に追加
- Quest Set Completed x - クエストを完了に変更
- Quest Set Failed x - クエストを失敗に変更
- Quest Remove x - クエストを削除

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