この記事は下記の記事の続きです。
この記事ではRPGツクールMVのデータベースの内容が保存されているjsonファイルをテキストエディタで直接書き換えます。
内容がPCスキルの中級者程度向けとなっています。
サンプルプロジェクトでテストしてから、本番プロジェクトもバックアップを取ってから作業してください。
使用アプリケーション
▼サクラエディタ
sakura-editor.github.io/download.html
今回はサクラエディタでのマクロの例を出します。
ですので、他のテキストエディタで同じことは出来るものもありますが、マクロ機能の活用方法の参考程度にしかなりません。
jsonファイルを開く
RPGツクールMVを終了します。
jsonファイルは下記フォルダにあります。
ProjectFC\data
この中で、今回は敵キャラのデータが収まっている「Enemies.json」を編集します。
これもコピーしてバックアップしておきます。
「コピー」「貼り付け」「名前の変更」で分かりやすい名前にしておきましょう。
例えば、[bak_Enemies.json]などです。
Enemies.json をサクラエディタで開きます。
ダブルクリックして開けなければ、サクラエディタを起動して、そのウィンドウに Enemies.json をドラッグ・アンド・ドロップしてください。
試しに「ムノクラ」で検索すると、どこにファイル名が入っているのかが分かります。
拡張子は含まれていません。
つまり、拡張子はツクール内部で自動的に「.png」と解釈していると予想されます。
(※jpegが使える箇所もあるという情報もあるので、詳細はコア構造に詳しい方々にお任せします。)
マクロ作成
ここからテキストエディタの置換機能の準備をします。
先程の[モンスター・ファイル名管理]の表を開き、変更前の名前から変更後の名前を置換します。
これをファイルの数だけ「検索・置換」を手作業でやるのは大変な労力なので、マクロを作成します。
サクラエディタは機能が多すぎるので、今回の目的を解決するためだけの情報の整理に絞ります。
[モンスター・ファイル名管理]の表を開きます。
バックアップとして、シートを複製します。
マクロを書き出す式を入力します。
今回はD2セルに下記の式を入れます。
※Excelでも同じ式で動きます。
="S_ReplaceAll('"&CHAR(34)&C2&CHAR(34)&"', '"&CHAR(34)&B2&CHAR(34)&"', 40);"
そして、ファイルの行だけコピーしてください。
この式の一覧をコピーします。
サクラエディタの新規ファイルに貼り付けます。
すると式の計算結果が貼り付けられます。
最後の一行に下記を貼り付けます。
S_ReDraw(0);
ファイルを名前を付けて保存します。
この時に保存条件を下記にしてください。
文字コードセット:UTF-8
BOM:チェックON
改行コード:CR+LF
今回はファイル名を「敵キャラファイル名置換.mac」とします。
拡張子の「.mac」をつけるのを忘れないでください。
保存場所はどこでも問題ありませんが、場所を明確に覚えておいてください。
今回はデスクトップへ保存しました。
「敵キャラファイル名置換.mac」を閉じます。
json編集(マクロ実行)
「Enemies.json」をサクラエディタで開きます。
メニューから「ツール -> 名前を指定してマクロを実行…」を選択します。
デスクトップに保存した「敵キャラファイル名置換.mac」を開きます。
一括置換が実行されるので、終了したら「Enemies.json」を保存して閉じます。
RPGツクールMVを起動し、プロジェクトを開きます。
データベースの敵キャラを確認すると、編集した Enemies.json を読み込み反映されているのが分かります。
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