RPGツクールMZ・MVでスキルを継承するシステムのサンプルを作ります。
既にスキルを習得しているアクターから、スキルを継承するシステムは色々なアイディアがあるようです。
中でも、スキルを選択する画面を作成するにはプラグインを作成しなくては、大変な量のイベントコマンドが必要になります。
サンプルプロジェクト
今回はいくつかのプラグインを組み合わせて、サンプルを作成しました。
使用プラグイン
RPGツクールMZ
- アクター選択(ルルの教会様作) - LL_ActorChoices.js
- Mihil スキル選択ウィンドウ(Mihiraghi様作) - Mihil_Window_EventSkill.js
- MNKR コマンド変数利用可能 - MNKR_VariableCommand.js
- PluginCommonBase.js (公式プラグイン。Mihil_Window_EventSkill.jsに必須)
RPGツクールMV
- アクター選択(ルルの教会様作) - LL_ActorChoicesMV.js
- MNKR スキル選択シーン - MNKR_SkillChoiceScene.js
- NRP Eval Plugin Command(砂川赳様作) - NRP_EvalPluginCommand.js
MNKR_SkillChoiceScene の代わりに下記2つを使用してスキルのヘルプを表示することも出来ます。
- MNKR スキル選択ウィンドウ - MNKR_SkillChoice.js
- アイテム選択拡張(tomoaky様作) - TMEventItemEx.js
イベントの流れ(スキルを2つ選んで継承)
継承元アクターを選択(LL_ActorChoices使用)
継承先アクターを選択(LL_ActorChoices使用)
1つ目のスキルを選択(Mihil_Window_EventSkill・MNKR_SkillChoiceScene使用)
スキルを習得(MNKR_VariableCommand・MNKR_SkillChoiceScene使用)
2つ目のスキルを選択(Mihil_Window_EventSkill・MNKR_SkillChoiceScene使用)
スキルを習得(MNKR_VariableCommand・MNKR_SkillChoiceScene使用)
要点
イベントコマンドでスキルの一覧を作るには、イベントコマンド「アイテムの選択の処理」で可能です。
この場合、継承元のアクターが覚えているスキルの数だけ条件分岐と隠しアイテムの設定が必要になります。
このため、プラグインで選択肢を作成しています。
LL_ActorChoices で作成しているパーティメンバーの一覧も同様の理由です。
スキルを習得する部分は、イベントコマンドでは変数で指定ができません。
これもイベントコマンドのみで行うと上記と同じ労力がかかります。
代わりにスクリプトを使用すると、1行で事足りますが使用されるケースが多いためプラグインコマンド化しました。
MVではプラグインコマンドに変数を使用できるようにするために、NRP_EvalPluginCommandを使用しています。
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