RPGツクールMZで戦闘中に立ち絵を表示するプラグインの使いかたの情報を整理します。
こちらはRPGツクールMZ向けの記事です。
RPGツクールMV向けの記事もございます。
目次
サンプルプロジェクト
戦闘中立ち絵自動表示(ルルの教会様作) - LL_StandingPictureBattle.js
plugin-mz.fungamemake.com/archives/1339
戦闘中、各タイミング(コマンド選択時・被ダメージ時・勝利時)で立ち絵を自動表示します。
コマンドのリストを作成
プラグインパラメーターで、アクター毎の表示リストを作成します。
まず、RPGツクールMZのデフォルトのリードを設定します。
「立ち絵リスト(コマンド)」をダブルクリックします。
下記の画面になります。
更に1行目をダブルクリックします。
下記の画面になります。
この中で
- アクターID
- 画像ファイル名
だけ設定します。
画像はRPGツクールMZのデフォルトに入ってくるバストアップ画像を選択します。
動作テスト
この状態でテストします。
プロジェクトを保存してから、「戦闘テスト」をします。
データベース>敵グループ>戦闘テスト
です。
※保存しないと、プラグインの設定が反映されません。
デフォルト値でちょうど良い位置に表示されます。
この設定を他のアクターにも設定していきます。
ここでテストすると気づくと思いますが、デフォルトのバストアップ画像は、同じ大きさで切り取られているため、ケイシーのように切れてしまって不自然な印象になるものがあります。
バストアップ画像を立ち絵に交換
これを解消するために、バストアップ画像を立ち絵に交換しましょう。
RPGツクールMZでは、デフォルトで立ち絵が多く付属しています。
下記辺りに入っています。
RPG Maker MZ\dlc\BasicResources\pictures
これをプロジェクトのpicturesフォルダにコピーします。
このままの設定で表示してみます。
座標を変更しなくても、違和感がなくなりました。
座標の調整
しかし、問題が残る立ち絵もあるので、座標を調整します。
ピクチャの座標は計算が煩雑なので、「ピクチャのグラフィカルな位置調整プラグイン」を使用します。
導入方法等は「RPGツクールMZでピクチャの座標をGUIで取得!」の記事を参考にしてください。
問題が一番大きかったアルベールとエリオットの例を挙げます。
この2つの立ち絵は杖が左側に大きく出ていて、座標を移動するだけでは、杖が画面全体を埋め尽くしてしまいます。
そこで、左右反転させてから位置を確定します。
◆ピクチャの表示:#1, Actor1_5, 左上 (408,96), (-100%,100%), 255, 通常
座標を(408,96)にしたのは、Xはデフォルトの解像度の中心です。
0,0にすると、反転した時に画面外に出てしまい、確認できません。
Yは他の表示Y座標に合わせました。
また、拡大率で幅「-100%」とすることで、左右が反転されます。
イベントコマンドのテストで座標を確認します。
アルベールは 1296 辺りが良さそうです。
プラグインパラメーターのX座標を変更します。
この時、「X拡大率」を「-100」にするのを忘れないようにしましょう。
同様の作業でエリオットとローザを変更します。
かなり自然になりました。
ダメージのリストを作成
ダメージを受けたアクターの立ち絵を表示できます。
これには「立ち絵リスト(ダメージ)」を設定する必要があります。
プラグインパラメーターのリストはコピー&ペーストができるので、それを利用します。
完成した「立ち絵リスト(コマンド)」を開きます。
全てを選択して、コピーします。
「立ち絵リスト(ダメージ)」を開きます。
貼り付けます。
これで、コマンド時と同じ設定で、ダメージ時に立ち絵が表示されます。
しかし、ダメージ時のモーションが「右からフロートイン」では不自然です。
また、このプラグインパラメーターはフォーマットが異なるので、再設定していきます。
(共通の項目はデータが残ります)
勝利時のリストも同様にコピー&ペーストから、モーションを変更することで設定が可能です。
座標が引き継げるので、作業が少なくて済みます。

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