RPGツクールMZの発売が直前に迫っている今、
- 自分のPCで動くのか?
- 買い換えるなら、どのくらいのスペックが現実的なのか?
という疑問の参考になると考え、サンプルゲームの動作をPCスペック別に確認していきます。
この記事は下記の点を重視した「自分ならばこうする」的な考えを書いています。
この記事をあてにして購入したPCでハズレを引いても、筆者は責任を取れませんので、予めご了承ください。
- そこそこ動けば良い
- まともに動く最低スペックを探す
自作PC経験者やPCのハードに詳しい方向けではありません。
詳しくない方も、疑問点など細かいことは、検索してください。
お金が余っている人は、こんな記事を読んでいないで、お店で一番高いのを買ってください。
目次
RPGツクールMZとMVの要求スペック比較
RPGツクールMZのWindowsでの動作環境
store.tkool.jp/a/rpgmaker/rpg-maker-mz
OS: Windows® 8.1/10 (64bit)
プロセッサー: Intel Core i3-4340相当以上(2013年 第四世代)
(ベンチスコア:3528)
※ベンチスコアは測定時期によって変化するようです。
www.cpubenchmark.net/cpu.php?cpu=Intel+Core+i3-4340+%40+3.60GHz&id=2029
メモリー: 8 GB RAM
グラフィック: OpenGLに対応したもの VRAM 1 GB以上
ストレージ: 4 GB 利用可能
追記事項: 解像度1280×768以上
RPGツクールMVのWindowsでの動作環境
store.steampowered.com/app/363890/RPG_Maker_MV/
最低:
OS: Microsoft® Windows® 7/8/8.1/10 (32bit/64bit)
プロセッサー: Intel Core2 Duo or better
メモリー: 4 GB RAM
グラフィック: DirectX 9/OpenGL 4.1 capable GPU
ストレージ: 1 GB 利用可能
追記事項: 1280x768 or better Display推奨:
グラフィック: OpenGL ES 2.0 hardware driver support required for WebGL acceleration. (AMD Catalyst 10.9, nVidia 358.50), iOS 8.0, Android 4.4.4*
要求スペックが非常に上がっているのが分かります。
実験環境
Core i3 第4世代 RAM 8GB(以降、テスト環境1)
- TOSHIBA dynabook Satellite B554(2013年11月発売モデル)
- Intel Core i3-4000M プロセッサー 周波数2.40GHz (ベンチスコア:1742)
※ベンチスコアは測定時期によって変化するようです。
www.cpubenchmark.net/cpu.php?cpu=Intel+Core+i3-4000M+%40+2.40GHz&id=2072 - RAM: 8GB
- SSD 500GB
- ドラゴンクエストXベンチマークソフトのスコア:8398
(設定:普通品質、640x480、ウィンドウ) - CINEBENCHのスコア:552
- Intel Core i3-4000M プロセッサー 周波数2.40GHz (ベンチスコア:1742)
Celeron 第1世代(前?) RAM 4GB(以降、テスト環境2)
- dynabook Satellite B452/G(2012年11月発売モデル)
dynabook.com/pc/catalog/satellit/130226b452/spec.htm- CPU: インテル® Celeron® プロセッサー B830 (ベンチスコア:834)
※ベンチスコアは測定時期によって変化するようです。
www.cpubenchmark.net/cpu.php?cpu=Intel+Celeron+B830+%40+1.80GHz&id=1803 - RAM: 2GB x2
- ストレージ: SSD240GB (HDD320GBから自己交換)
- OS: Windows10pro-64bit
- ドラゴンクエストXベンチマークソフトのスコア:3751
(設定:普通品質、640x480、ウィンドウ) - CINEBENCHのスコア:218
- CPU: インテル® Celeron® プロセッサー B830 (ベンチスコア:834)
テスト方法
- 起動時間:サンプルゲームの起動までにかかる時間の計測
起動からニューゲームのコマンドが表示されるまでの時間を計ります。
同じゲームを連続10回確認します。 - プレイ体感:各ゲームをプレイしての体感速度の確認
ゲームパッドを使用して10分プレイします。
起動時間
テスト環境1
初回起動時:7.5秒前後
2回目以降の起動:4.5秒前後
テスト環境2
初回起動時:10秒前後
2回目以降の起動:5秒前後
起動前と起動後のファイルを比較すると、「save」フォルダと中に3ファイルが生成されていました。
初回起動時にこれが生成される為に時間がかかると予想できます。
おそらくデプロイメントした直後には、このファイルが生成されず、その状態でサンプルゲームが配布されていると予想します。
ここから、RPGツクールMZの作品をダウンロード版で配布する場合、デプロイメント後に一度起動したデータをZipすると向上が期待できます。
プレイ体感
両テスト環境で、特に遅延などを感じることもなくプレイできました。
総括
Twitterで、初回起動時に1分くらいかかるという証言も見られましたが、おそらく古いHDDを使用している事が原因と予想されます。
タスクマネージャーと併せて動作確認しましたが、CPU・RAM共にさほどの負荷がかかっている様子は見られませんでした。
テスト環境1と2との起動時間の差は、SSDの容量・購入時期で性能差が影響していると予想されます。
よって、OS・アプリケーションを入れている記憶媒体を新しいSSDに交換するだけで、改善が見込めると予想します。

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